このお仕事の後に
この絵でTシャツをつくりたい!と思っていました。
わたしの知り合いにはどういう形かで自分のモノをつくられている方がたくさんいます。
そういう方を見てきて、すごいなぁと思いながら、自分にはできない。と思っていました。
自分が欲しいと思うモノじゃないとつくりたくない!と偉そうなことも思いながら
自分から何かをつくることに興味がなかったのだとも思います。
とは言え、唯一やってみたいと思っていたのが、布に関わることでした。
けれど、なにをしたらいいのかわからず、漠然とした考えだけが頭にずっとあって
本当につくりたいなら、やればいいじゃん。という前向きな発想にもなれずにいました。
そんな時に、という訳でもないのですが
シルクスクリーンプリント職人の針知宏さんという方と知り合う機会があり
これまた漠然と何かできるかもしれない・・と思いながら
漠然としたまま漠然とした問い合わせをしたこともあって
きっと困られたことと思います。
そして今回、自分がつくりたい!と思ったものと布という素材が合致して
これはもう絶対針さんに頼もう!と何の迷いもなくお願いすることができたのですが、
このイラストはCoyoteという雑誌で使われた絵であって
完全に自分のものではないという制約があり、
今回特別に許可を頂いてつくらせていただきました。
ものすごくプリント枚数が少ないのに、快く引き受けてくださったことに感謝しています。
とっても暑い日でした。
刷り上がったTシャツをご本人から受け取った時の感動は忘れません。
最近、どなたかに何かをお願いする機会が重なったのもあって
なにか、大切なことに気付いたように思います。