えらくかわいらしい名前の山ですが、3,143mあります。
ベトナム北部、中国との国境にほど近い、数多くの少数山岳民族が暮らすサパ。
ファンシーパン登山はこの町からスタートします。
民族衣装や山岳民族ならでは薬草が気になって気になって、
山行と同じくらい楽しみにしていたものの
なかなかの弾丸ツアーっぷりに、サパの町を見て回れたのは30分ほど。
せっかくここまで来たのに!と悔しい気持ちはグッとこらえて
無事登頂下山帰国に、良かった!とします。
同じくザオ族のおばあさん。上のおばさんとはお友達だと言っていました。たぶん
そして肝心の山行です。
ベトナムの方とガイドとポーター、総勢10人弱(!)で登ってきました。
ガイドさんは長靴、ポーターさんはサンダルというか草履でスタスタ。
目を疑いましたが、山岳民族である彼らにしてみれば
ちょっと裏山を散歩するようなものなのかもしれません。
山行自体はそれほど険しいこともなく、登山道もきちんとしていて
道中2カ所あるキャンプ場には水もビールも売られているし、トイレもある。
日本の山と決定的に違うのは、ゴミが多いなぁということと、山ご飯でしょうか!
というわけで、今回の山行ごはんの紹介。
1日目お昼ごはん
(大量のゆで卵。鶏肉ぶつ切り炒め、多分豚肉の炒め物。きゅうり、バナナ、蒸した餅米、白ご飯)
1日目夜ごはん
(厚揚げとトマトの炒め物、鶏肉ぶつ切り炒め、たまねぎと牛肉の炒め物、豚肉の炒め物、空芯菜のスープ、白ご飯)
2日目昼ごはん
(ネギ入り卵焼き、豚肉の炒め物、スペアリブ風炒め物、梨、キャベツのスープ、白ご飯)
これらは6人分の食事の量。
ほぼ肉の炒め物ですが、まさか山でこんな食事ができるとは。
山頂では蒸かし芋まで用意されていて、ちょっと贅沢すぎやしないかと。
下山の際、すっからかんの籠を背負うポーターを見て、あの荷物は食料だったのかと。
夜、懐中電灯で照らしながら調理している光景を見たときは「すごい!」などと思いましたが
あらためて見ると、不安にもなりました。笑
簡単に今回の全日程を。
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1日目
朝〜直行便でハノイへ。
夜〜ハノイ発の夜行列車でラオカイへ
列車泊
2日目
ラオカイ〜サパ〜登山口へ
昼〜登山スタート
2,800m地点のキャンプ場泊
3日目
ファンシーパン登頂〜下山
夜〜ラオカイ発の夜行列車でハノイへ
列車泊
4日目
朝〜昼 ハノイ滞在
夕方〜ホーチミン経由で帰国
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どこの街のホテルにも滞在しない
なかなかハードな旅でした。