山道を抜けて平地に出ました。
川があって草原があって、他には何もありませんでした
所用で初の岩手入り、盛岡へ。
肝心の用事は生憎の天気で遂行できず、
ならばと予定を変更して向かった先が、盛岡から太平洋沿岸方面。
2時間ほどのドライブで着いたところ。
埋立地か造成地か、何もないところだなと眺めてたけど、
この辺りには家が並んでいて、陸前高田の町があったのだと教えてもらい、
狐につままれた気分になる。
目の前には広い広い土地があるだけで、町の痕跡なんて何もないし、
もともとの町並みも知らないから想像することもできず、
怖いとか恐ろしいの感情もなく、ただ眺めるしかできなかった。
映像や画像をあらためて見ても、自分の見てきた景色とはイコールにならない、
ここが再び町として動き始めた時、同じ場所だと思えるものなのかどうなのか。
今はただただ、大船渡から届く採れたてウニを楽しみにしている。