暮しの手帖 人間らしい暮らしって?

暮しの手帖 秋 2021 人間らしい暮らしって?」にてイラストを描かせていただいています。生活に困窮したときのセーフティネット・生活保護について、生活困窮者支援活動をされている「つくろいファンド」さんの話、ジャーナリスト水島宏明さんによる貧困問題に関する報道の話、実際に困窮を体験された人の話から、公助と暮らしついて考えるページです。必読。イラストは公園の昼と夜を描きました。

近所の公園の、木に覆われ人目につきにくい場所にハンモックがかかり、クーラーボックスなどのキャンプ道具が並んでいた。それがやや秘密基地っぽくて、良い場所見つけましたな!くらいに思ったのだけど、通りかかるといつも居たので、そこで寝起きしている人だと思うようになった。一度だけ夜の公園に、曲芸かと思うほどの尋常ではない荷持を載せた自転車が走って行くのを見たが、あれはハンモックの人だったのだろうと思う。いつからか公園のその場所には立入禁止の黄色いテープが貼られるようになって、今はもうハンモックの人を見かけることはない。