木曽駒ヶ岳

中央アルプス最高峰、長野県の木曽駒ヶ岳に行ってきました
最高峰2,956mと言っても2,650mの千畳敷カールまではロープーウェイで。

これは今年の海の日の話です

ここ最近の山行天気運はゼロ。雨に降られるわ、視界は悪いわ・・
木曽駒ヶ岳でこそ青空を!お花畑を!ブロッケンを!と挑んだものの、
都内から駒ヶ根駅へ向かうまでの天気はどこへやら、
駒ヶ根駅〜ロープーウェイ乗り場までのバス移動中に、土砂降り開始。
もしかしたら止むかもしれない!と僅かな期待を胸に千畳敷カールへ。

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全く止む気配を見せない見事な天候の中、駒ケ岳頂上山荘のテント場を目指すことに。
標高が上がるにつれ土砂降りは暴風雨となり、
寒いわ、冷たいわで顔面蒼白、唇は紫色となる始末。
ロープーウェイで途中まで行けるからって、なめてはいけない。
ここは山なのだと痛感。

やっとの思いで無事小屋に着き、
強風にあおられるテント泊は諦めて、山小屋泊に変更。
(翌朝の様子)
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山小屋内は登山客でごった返していましたが、
風雨をしのげる屋根と壁、ストーブの暖のありがたさには変えられず。

こちらが山小屋のお部屋の様子。
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同じようにテント泊を断念した方々と布団を並べることになり、
山小屋の人かと思う程、テキパキ動いていた方のおかげで混乱はなく、
部屋にロープを張り巡らせ、談笑交えながら和やかに衣服を干しつつも、
どこの山なら晴れていたのかと、考えることは皆、同じだったようで。

山小屋の台所。夜ごはんの準備中。
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この後、山小屋夕飯組でない方々の思い思いのご飯タイムで食堂は大宴会場と化し、
明らかに普通のフライパンや包丁、まな板まで持って来てる人、
エビやら何やら、本気山飯をつくってる人、
隣の晩ご飯観察はおもしろいものでした。

翌朝、駒ヶ岳山頂へ。
雨は小降りになっていたものの、相変わらずの強風と
ここ最近のお決まり、山頂の白い世界。
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宝剣岳を目指すも、小屋の人に止められ断念。
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電車の時間もあり、消化不良のままの下山も
あと少しというところで視界が・・・
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ここで初めて千畳敷カールの姿を見ることに。
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そしてまさかの青空登場。
そうだよ!空は青いものだよ!とウキウキしながら極楽平へ。
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が、まだまだ視界は安定していなかった・・極楽平。
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このあたりの固有種、ヒメウスユキソウ
この花を見れたのでもう良しとする
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帰路のケーブルカーに乗る直前、ついに見た千畳敷カール全貌。
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美しい!のだけれども、これを1日目に見たかった・・!

ため息とともに木曽駒ヶ岳山行は終了し、
都内から電車での1泊山遠征はここまでが限界かなーと、
山行先輩に話をしていたところ、立山に行けるのではないかとの助言。
次は立山を目指そうと思うのでありました。