PLAN DE SPOON プロが削る木のスプーン達 という企画でスプーンをつくりました
北海道・旭川のエフドライブデザインが運営する「PLAN DE HOUSE」が昨年の旭川デザインウィーク※(通称ADW)で発表した、北海道カバ材のキット「自分でつくる木のカトラリー」。
今年6月20日~24日まで開催されたADW2018にて木工職人やデザイナーが仕上げたスプーンの展示がありました。
※旭川デザインウィーク
木工の街、旭川で開催されている世界中から新しい木工家具のアイデアが集結する展示会。
私はこの展示会を見に行っていません。
ポスターが届いて、なんだこれは!!!となりまして。
そもそものキットはこれなんですよ。ここまでは皆同じ。
これが普段から木に触れている職人さんやデザイナーさんの手にかかると
びっくりした!!!
おもしろい展示だっただろうな〜。
裏面:スプーンの作者名とか
私は、おそらく唯一のイラストレーターとして参加させていただいて
スプーンに絵を描くとかが正解なんだろうな〜と思いつつ
描かなかったんですよねぇ。
口に入れるものに絵の具って嫌だし、
ハンダゴテを試したものの気持ち悪さが際立ち、
いつどこで使いたいか?
山だな〜!ってなって。
バードコールとか笛とかいけるかも!と考えたものの
技術がない!困りましたよね。本当に困ったんですよ。
それで山に行ってみたんです。
素直に山でご飯食べるときに使うスプーンにしようって
スプーンとナイフ一体型の「山のスプーン」にしました。
———
10年前に旭川木工コミュニティキャンプというものに参加しました。
東京のプロダクトデザイナーさんや旭川や北海道の職人さんメーカーさんとの交流会で
プロダクトデザイナーでもなければ、木工にものすごく興味があったわけでもない私は
ああああ場違いだーーーと思いながら3年くらい参加したのかな。
そこで知り合った人たちとの交流はあまりに衝撃が大きくて
今の自分をつくったひとつのきっかけでもあったんですけど、
木工と関わる機会のないままキャンプには参加しなくなり、
今年で最後と聞きながら行かずじまいでした。
で、今回の展示でスプーンがお邪魔することになって、
良いかたちでの再訪だったんじゃないかなと個人的には思っています。
きっかけを作ってくれていた友人に感謝です。