飯尾醸造

京都の宮津にある飯尾醸造さんへ行ってきました。

富士酢というお酢をつくられているところなのですが、
ちょうど去年、スペイン巡礼へ行くにあたり、
サンセバスチャンにも行ってみたい・・・・と、
いろいろな方からアドバイスをいただいていたものの、叶わず。

そんなスペイン旅からしばらくして
宮津を日本のサンセバスチャンに!というレストランがあることを知ったところから、
富士酢を知り、サンセバスチャンだー富士酢だーと酔っ払って連呼していたのか
富士酢ファンとなった知人らから富士酢見学&稲刈り体験のお誘いを頂き
今回の宮津旅と相成りました。ありがたや〜ありがたや。

飯尾醸造さん。すぐそばに海があります

原材料のお米は全て地元の契約農家さんによる無農薬栽培のものを使っておられます。
完全無農薬栽培というのは、栽培方法、周囲の影響もあって
農薬散布が当たり前だった農家さんを説得するのは難しかったそうです。それが昭和39年の話。
「苦労して無農薬でお米を育ててくれる農家が、農業で生活できないようなやり方ではいけない」
という考えのもと、農家さんの負担を減らすべく社長自ら農法を検討し、
農業機械の提供、そして農協さんよりもはるかに高くでお米を買い、
蔵人たちも米作りに携わり、景観と環境、農家さんを守るところからお酢造りを続けてこられたそうです。
(蔵見学に行くと全部説明してくださいますし、サイトにも詳しく書かれています)

日本海を望む飯尾さんのお米を育てている棚田。

都会にはないものが宮津にはある。
約10年前から飯尾酒造さんは毎年お酢造りに使うお米の田植えと稲刈りを県内外のお客さんに体験してもらうことをはじめ、普段お客さんと接することのない蔵人と交流の場を持つという取り組みをされています。
お客さんから直接「おいしいです」と聞くのは、活力になるんだそうです。良いことですね。

稲刈りの様子

業界シェア的には大量に作られているお酢にはとうてい敵わないし
ひと瓶あたりにかけるコストも手間も倍どころではない時間がかかっていて
その分、割高ではあります。
私は普段、絶対無農薬!無添加!にこだわってる訳でもないのですが、
飲み比べたら、ぜーんぜん違うので、おもしろいですよ。
お酢飲み比べといろいろの話ついでに普段使いのお醤油なども尋ねてみると、
出てくる答えは、津々浦々のこだわり食材でした。。


ここが稲刈り後の交流会場。
そう、サンセバスチャンというキーワードで知ったレストラン、アチェートさんです。
メニューはイタリアンで手巻き寿司。食べることに夢中で写真がありません。

宿もやってくれたらいいのに。なんて思ってしまうんですが、
宮津や天橋立は日帰りで来られる方が多いそうで、
ここでご飯、そして周辺の宿に宿泊、少しでも長く滞在していただくことを願い
ランチはやらないし、宿も考えていません。とのこと。
お米作りからレストランまで、お酢で地域の循環を考えておられる飯尾醸造さんでした。

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+