冬の間伐


冬の森の間伐見学、
再び旭川へ行ってきました。

というのも、先月の話。
毎年夏に行われている旭川木工コミュニティキャンプの冬キャンプで
かんじきを履いて雪に覆われた森に入り、森について考える、
そんな時間を過ごしてきました。

森を「いい森」にするために、
何も手を加えず、自然に伸び伸びさせておけばいい。
そんな風に思ったことありませんか?
これ、大間違いなんです。

自然に伸び伸びさせる為に、
人が手を加えないといけないのです。

ちょうど朝顔の種を適当に蒔いて、
発芽した時に込み合っていたら間引きしてやる。
これって朝顔を伸び伸び育てて、立派な花を咲かせるための作業。
簡単に言うと、森にもこの作業が必要なのです。
伸び伸び育てて、強い立派な木を育てる。

森と朝顔が違うのは、
何年も何十年も何百年も先のことを考えないといけないところ。
とっても気の遠くなる話で、とっても労力が必要な作業。
実際、いま日本の森ではこの間伐作業の入らない森が増えているそうです。
(以前、お仕事でイラストを描かせて頂いたフリーペーパー『根のハリバvol.0』は
 この森のことについて考えていらっしゃる方のお話が掲載されていました)

森を守るために木を切る。木を守るために木を切る。

こう書いてみると当たり前に思えることですが
とてもいい勉強をさせて頂きました。

森が雪に覆われていても、木の幹の周りは木の温度で雪が溶けてるんですね。
初めて見ました。

そして写真は間伐見学に入った森、ではありません。ごめんなさい。